応援広告とは?
応援広告を知っていますか?
応援広告とは、その名の通りアイドルなど有名人・芸能人を応援するために個人が出稿する、韓国発祥の広告です。
本場韓国では、「センイル(誕生日)広告」とも呼ばれています。
近年、日本でもこの流れが広がってきました。
駅や商業施設など、多くの人が行き交う場所に看板が設置され、有名人などの誕生日やデビュー・周年記念・楽曲リリースなどのタイミングで華やかな応援広告が出稿されています。
応援広告自体の知名度が上がるにつれて、駅や街中の看板やポスター、電車のラッピングやデジタルサイネージなど、応援広告を出稿できるメディアも交通広告を中心に増えてきました。
しかし、日本では、韓国に比べて個人での広告出稿が難しいとされています。
そのため、有志で集まった人たちが団体名義で応援広告を出稿するという形が一般的です。
路線バスの応援広告
路線バスでも応援広告が出稿できるようになりつつあります。
路線バスで応援広告を出すことのメリットは、なんといってもたくさんの人に見てもらえること。
バスターミナルのある駅前から電車ではカバーできないエリアまで縦横無尽に走る路線バスは、動く看板とも言われています。
また、バスの車内広告は乗客の視界に入りやすい場所に設置してあります。
駅や街中の広告よりも近くでゆっくり見られる場合も多く、心をこめて制作した応援広告が掲示されているようすをじっくり確認できます。
応援広告をバスで行うもう一つのメリットは、地方でも出稿できる可能性があるということです。
たとえば、公演会場の近くを通るバスで。推しの出身地を走るバスで。
写真を撮るだけでなく、広告が設置されたバスに実際に乗って楽しむこともできます。
※バスに設置された広告を撮影・SNSに公開するときはバス会社や乗務員に許可をとり、周りの人に声をかけるなど十分に配慮したうえで行ってください。
路線バスの広告掲載までの流れ
①出稿したいメディアを管理している広告代理店に応援広告を出稿できるか確認し、団体概要書を提出
まずは目当てのメディアが応援広告を出稿できるかどうか確認しましょう。
バスの広告枠は、バス会社の指定を受けた広告代理店が販売しています。この指定代理店に問い合わせれば、応援広告を出せるかどうか確認できます。
また、どんなメディアがあってぞれぞれどのくらいの費用がかかるのか、見積もりを出してもらうこともできます。
団体概要書には、おもに以下のような内容が必要です。規則上、広告に掲載必須の項目もあります。詳しくはお問い合わせください。
・団体名
・連絡先(連絡可能なメールアドレス)
・ホームページ・ブログ・SNSなど活動実績がわかるもの
など
②所属事務所への許可取り
時間がかかる場合もあるので、余裕をもって許可取りを申請しましょう。無断で使用した場合には広告が出せなくなる場合がありますので、十分注意してください。
・広告掲出可否
いつ・どこで・どんな内容で広告を出稿するのかを伝え、許可をもらいます。
・画像使用可否
広告で使用する写真やイラストに対して許可をもらいます。
③広告デザイン制作
いよいよデザイン制作です。
サイズやデータ形式などは、メディアごとに異なる仕様が指定されています。
また、団体名や連絡先など、広告を掲示するうえで必ずデザインの中に含めなければいけない項目がありますので、あらかじめ確認しておくとよりスムーズです。
④デザイン審査
デザインができたら広告代理店に提出します。
ここで、バス会社や自治体の規定によってデザインの審査があります。
バス広告は公共交通機関に設置する広告なので、多くの人の目に触れても問題ない内容か、バスやほかの車・歩行者などの交通安全を妨げる内容になっていないかなどを審査しています。
審査の基準はバス会社や自治体によって異なります。
当社では審査基準に精通した専門のデザイナーが常駐していますので、「これを入れて大丈夫だろうか」といった不安や不明点があればお気軽にお聞きください。
お気軽に
ご相談ください
⑤広告枠の確定
広告枠を管理する広告代理店が空き枠を確認し、希望の枠が確定したらお申し込み・お支払いとなります。
このお支払いをもって広告枠を確定します。
以降のキャンセルはできませんのでご注意ください。
⑥納品
広告代理店が印刷会社にデザインデータを入稿し、印刷・施工(バス車両への取り付け)を行います。
⑦広告の掲示開始
お疲れさまでした!
いよいよ応援広告のお披露目となります。
応援広告の効果
応援広告を出稿するには、許可取りなどの手続きが多くて大変な部分もあります。
しかし、そのぶん多くの人の目に留まり、応援したい気持ちやお祝いしたい気持ちを皆と共有したり、新たなファンを増やしたりできる手段でもあります。
また、ファン同士で力を合わせて出稿することが多い応援広告では、関わった人だけでなくファン全体を巻き込んだ一体感や連帯感を高める効果もあります。
そして、応援したい有名人に直接思いを伝えることもできます。
ビジュアル的にも目立つ応援広告はメッセージ性が強く、有名人自身に認知されて反応をもらえることもあります。